2017年11月19日日曜日

いじめられっ子がボクシングのせいで障害者になる話

はじめの一歩が凄いことになってると聞いて久しぶりに見てみたら、一歩がパンチドランカーになってた。

はじめの一歩をざっくり説明すると、特に一歩の試合はそうなんだけど、1週間毎に有利と不利が入れ替わり、その度に「一歩チャーンス!」ってなってボコボコにしたり、「一歩ピーンチ!!!」ってなってボコボコにされる、っていうのをひたすら繰り返してきた。

タオル投げるか!ぐぬぬ!
というところまで追い詰められるほどの死闘を毎回やってるっていう。



とにかくこの『はじめの一歩』の問題は、超長期連載の人気マンガがなおも人気を維持し続ける事を追求するところにある。

とにかく、人気を維持するためには試合を毎回接戦にして、読者を常にハラハラさせておかないといけない。


一歩が世界チャンピオンになってしまったらマンガが終了してしまうので、世界チャンピオンにはならせられないというシステムになっている。マガジンの看板マンガだから終わらせられないので、チャンピオンになれないのも仕方がない。
どれだけの死闘だったとしても、ジジイこと鴨川会長タオルは絶対タオルを投げない。どれだけ悩んでも、投げないのだ。人気マンガだから死闘にするしかない。

負けても人気がなくなるから負けない。

読者をハラハラさせ人気を得て、それをいつまでも維持するために、
●世界チャンピオンにはしない
●毎週形勢が入れ替わる
●死闘

ストーリーよりも毎週毎週のハラハラのためだけに連載を続けていったせいで、キャラクターや物語はむちゃくちゃ



こういうのを何十年も続けた結果、一歩のキャラクターの魅力がなくなっていった。
いじめられっ子がボクシングを始めたらパンチドランカーになってしまったという悲劇。

千堂やらヴォルクやら宮田はみんなキャラ的にかっこいいんだけど、一歩だけ全然かっこよくない。

真面目だけが取り柄で、殴られても殴られても突っ込んでくる。
パンチ力はめっちゃくちゃある、という設定なので、ボロボロにされても一発あてたら勝ち、みたいな。


まー30年も連載が続いたんだからすごい。

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